こんにちは、なっしゅです。
ミュンヘン市内に有名な醸造所があるのは既にご存じの方も多いと思いますが、ミュンヘン郊外にも数多くの醸造所があります。
ビールの国ドイツですから、それはもう数え切れないほどの醸造所が存在するわけです。
今回はミュンヘン南部の町Aying(アイング)にある醸造所で造られているビール、Ayinger(アインガー)のヘレス(Helles)を紹介していきます!
ミュンヘンにお住まいの方、もしくは訪れたことのある方ならきっと目にしたことがあるかもしれない、深緑色のラベルで有名なあのビールメーカーです。
それではいきましょう!
Ayinger の紹介
生産地
Ayinger(アインガー)醸造所はミュンヘン郊外南部に位置するAying(アイング)にあります。
Ayingerの歴史はミュンヘンエリアでは比較的浅く、創業1878年。
それでも140年の歴史があります。
Ayingerといえば最もメジャーなものはヘレスとなりますが、白ビール(Weißbier/Weizen)やピルスナーなども醸造しています。
ミュンヘン市内でも提携店として、Ayingerのビールを提供しているレストランやバーも珍しくありません。
見た目
ここからはAyingerのヘレスを紹介していきます。
見た目はいたって普通のヘレスです。薄めで透き通った黄金色です。
泡立ちもラガービール特有のよく泡立ち、すぐ消えるやつです。
味
さて、実際に飲んででみましょう。
色味はかなり薄めなのですが、口に含んでみるとあら不思議。
ヘレスの中でもかなりコクが強いビールです。
ビールを注いだグラスに鼻を近づけてみるともうわかるのですが、モルトのふんわりとした雰囲気の中に重厚感がある香りです。
モルトのコクと香りが際立っているので、イメージ的にはパン生地のような香りとでも表現しましょうか。ホップの香りはほとんど感じません。
炭酸は普通です。
コクがすごく感じられるビールとなっているので、後味は白いパンを食べた後のようなまろやかな甘みが後を引くような感じです。
キメのあるモルトの甘味が続きます。ラストには僅かですがホップ感を舌の上に感じることができます。
Ayinger Lager Hell ビールレポート
ビール好きの筆者なっしゅによるAyinger Lager Hellの独断レビューです。
ビールカテゴリー – Bierstil | ヘレス |
アルコール度数 – Alkoholgehalt | 4.9% |
麦汁比重 – Stammwürze | 11.8% |
発酵種類 – Gärung | 下面発酵 |
カロリー(100ml) – Brennwert | ー |
原材料 – Zutaten | 水・大麦・ホップ・酵母 |
Ayinger Lager Hellは、ヘレスの中でもモルトのコクが強めのビールです。
モルト特有の優しい甘みと香りを感じることができます。
アルコール度数は4.9%でヘレスとして標準的です。
ヘレスということもあってホップ感はごくわずかしか感じられませんが、逆に言うとホップの苦味が苦手でビールは好きじゃないという方にはぜひ一度試していただきたいビールです。
上にも書きましたが、本当にパン生地のような香りと、それを裏付けるようなモルトの甘い香りと香ばしさを楽しむことのできる逸品です。
まとめ
Ayinger Lager Hellはバイエルン州以外ではほとんど見かけないブランドですが、ミュンヘン市内ではある程度の支持を獲得しており、レストラン等で楽しむこともできるビールです。
味もマイルドで苦味がとても少ないため、ビールの苦味が得意ではないという方に是非オススメしたいビールです。
ミュンヘンに訪れる際は、メジャーブランドのビールのみならず、Ayingerも一度お試しください!
見た目とは異なる風味に、きっと新たな発見ができるでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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