当時の私はなぜ、数ある国の中からドイツに行こうと決めたのか。そしてなぜ、ドイツで今も暮らしているのか…
私がなぜドイツを選んだのかという経験を記すこのシリーズも4記事目になりました。なっしゅです。
前回の記事はこちら!
大学をどうするか。
前回の記事で話したように、高校2年生のときに初渡独を経験しました。
その前に行ったアメリカよりも個人的に良い印象を受け、ドイツで将来生きていくためにはどうすればいいかを考え始めたのもこの頃。
語学が好きでずっと続けていたこともあって、次なる進路は外国語を軸に進めることが大前提となっていました。
海外へ進学するにはどうしたら良いのか。
必要な資格、語学力、費用などなど、いろいろサーチを始めます。
ここでまずぶち当たったのが、ドイツでの進学や生活に関する情報の少なさです。
当時も観光情報はネット上でそれなりにはありましたが、進学や移住となると話は別です。
特に観光に関してはいえば、ビザのいらない日本人にとって、現地での観光名所の紹介等がメインで、大学情報や在留資格に関する”ウケない”情報はほとんどありませんでした。
ドイツという場所もまた問題でした。
というのも、アメリカやイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの英語圏の国々の情報はたくさんあるのですが、ドイツというと欧州でも人気度が低かったことがあります。
ちなみにやはり欧州ではフランスが圧倒的に知名度では上ですね。(たぶん今もそう。)
という状況の中、導き出した答えがこうです。
ということで、まずは日本の大学へ進学するという方向性を固めます。
もちろん、ドイツで進学することが第一目標です。ここはブレませんでした。
そしてあくまでもドイツ語が軸です。
受験も無事終わり合格、こうしてなっしゅは大学へ進学します。
…今の自分から振り返ると、この時点ですごく大切な目標が抜けています。これに関してはほんとうに私AHOだとよく自責するのですが、それが何なのかはこのシリーズをもう少し読んでいただけるとわかります。
大学進学と日本の大学生活
時は2012年4月。(だったと思う。)
無事に大学入学を果たし、日本の大学へ進学します。
どの大学かは内緒です。
…
…なんて言ったらつまらないのでヒントだけ。
埼玉にある大学です。ドイツ語で有名です。
あとはご想像におまかせします。笑
それではなぜこの大学を選んだのか。
答えは簡単、ドイツに一番近い大学だと感じたからです。
上にも書きましたが、目標はドイツへ行くこと。そのステップアップのためには最高の環境であると思ったからです。
大学ではもちろんドイツ語学科専攻です。
そして同じ学科で出会った仲間は同じ志やベクトルをもった人がほとんどで、大学選択や大学生活自体は最高に充実していました。
彼らとは今でも関わりがあり、ものすごく良い刺激をもらいます。
唯一の欠点は、遠かったことです。
毎日2時間以上かけて通ってましたね。今思うと若さってすごい。笑
とまあ、とにかく学生生活は申し分なく充実していました。
ドイツ語も週に何時間やるんだというくらい授業がありましたし、ドイツ人の留学生や教授もわんさかいます。外国語好き、ドイツ語好きには最高の環境と言っても過言ではありませんでした。
しかし目指すはドイツ生活。
留学センター(正式な名前忘れた。)に足繁く通い、留学の情報を片っ端から探しました。
ここで一つ発見します。
留学センターは大学が提携している現地大学の情報は多いけれど、自分で進学をする正規留学の情報はあまりないということ。
もともとドイツ語をやっていたからというのもあって、成績は非常に良好だった当時、交換留学を強く勧められました。(成績が良好だったのは数学が授業からなくなったから。)
しかし交換留学は選択肢にありません。
なぜなら参加できても1年半後くらい以降。そんなに待てん。
目指せ我流正規留学。ちゃんと単位取れなきゃ意味がない。
そんな謎の考えを念頭に、当時の私は留学のための情報をさらに漁ります。
ついにドイツ進学への道がひらく
色々サーチした結果、ドイツの大学に入るために最低限必要なものが判明します。
ここで一つ”終了のお知らせ”となりました。
私はセンター試験を受けていません。だって私立大学だし。
しかしチャンスはまだありました。
これです!これさえ達成すればなんとか大学へ入学できる。(当時はDAAD(ドイツ学術交流会)とかでもこの情報を公開していなかった…)
そう考えてひたすら単位を稼ぎます。そして大学1年後期終了時点で35単位達成。
今現在の詳しい留学条件等はこちら!
もちろんその間、自分の入学できそうな大学に片っ端からコンタクトを取りました。
当時興味を持っていた分野が社会学、とりわけ国際関係だったので、その関係学部がある大学の留学センターに問い合わせをめちゃくちゃしました。
めちゃくちゃしても返事が来ることは稀です。
そんな状況でもなんとか大学を絞り、望みのある大学へコンタクトを取っていると、なんと直接あって話をしようと連絡がきたのです。
2013年2月、実際にその大学へ行き、社会学部の教授とお話することができました。
一つだけ言っておきます。普通のドイツの大学へ入学する場合、Uni-Assist等を通して入学適正審査を通過した後、それぞれの大学が設けた要件に則って試験や語学能力試験を受けます。
私の入学した大学は”普通”ではなかったのでこういった特殊事象が起こっています。笑
こうして進路を決定し、ついにドイツへ引っ越すことが決まったのです。
To be continued…
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