Warsteiner(ヴァルシュタイナー)といえば、日本でもおなじみの大人気ドイツビールの一つです。
国内でのドイツ関連イベントを始めとして、輸入ビールを取り扱っているお店などでもよく目にすることがあります。
また、ドイツへの空の旅の途中でも出会うことができるビールです。
ドイツのフラッグシップキャリアであるLufthansa(ルフトハンザドイツ航空)の機内ではWarsteiner Pilsenerが提供されています。 2022年頃からLufthansa機内で提供されるビールはBeck’sとなりました!
今回はそんな日本人にとって最も身近なドイツビールの一つとも言えるWarsteiner Pilsenerを紹介していきます!
Warsteiner Pilsenerの紹介
生産地
Warsteiner Pilsener(ヴァルシュタイナー)の醸造所はドイツ西部Nordrhein-Westfalen(ノルトラインヴェストファーレン州)Dortmund(ドルトムント)の東にあるWarstein(ヴァルシュタイン)にあります。
醸造所はWarsteinの町なかにあるのではなく、近郊に位置するアルンスベルク森林公園(Naturpark Arnsberger Wald)の中でビールの生産をしています。
理由はただ一つ。良質な水を組み上げることが可能であるからです。
Warsteinerの創業は1753年。
現在に至るまでずっと変わらないCramer家による同族経営で、すでに9世代引き継がれています。
また、同族経営の個人事業者が所有する醸造所として、Warsteinerはドイツ最大のビールメーカでもあります。
Warsteiner Pilsenerの見た目
Warsteiner Pilsenerの色は他のピルスナーと同様、透き通った美しい黄金色をしています。
グラスに注いでいるときからすでにピルスナーらしいホップの爽やかな香りを感じることができますが、特筆すべきはそのモルトの香ばしい香りです。
ピルスナーは本来ホップ感を重視した香りや風味が特徴のビールですが、Warsteiner Pilsenerはそのホップ感に引けを取らないくらいのモルトの香りを栓を開けたその時から楽しむことができます。
Warsteiner Pilsenerの味
見た目のところで書いたように、Warsteiner Pilsenerはグラスに注いでいる時からピルスナーのキャラクターであるホップ感とモルトの香ばしさを堪能することができます。
そして飲んでみるとやはり、そのホップの爽やかな苦味の中にモルトの優しいコクと香ばしさをしっかりと味わうことができます。
一口目、最初の方こそホップのビターな香りが鼻腔を刺激しますが、すぐにモルトの香ばしさに切り替わり口いっぱいにその優しい味わいが広がります。
ヘレスやデュンケルにあるような重厚感のある甘めのコクではなく、焙煎されたような軽やかで香ばしいモルトの香りです。
後味もホップ感の中にモルト由来の香ばしさがスーッと続き、舌の上にはふんわりとホップの苦味が残ります。
Warsteiner Pilsenerはピルスナーにも関わらず、そのモルト由来の香ばしさがホップの刺激的な苦味を適度に抑えていて、コクと甘みも存分に楽しむことができる、一味変わったピルスナーです。
Warsteiner Pilsener ビールレポート
ビール好き筆者なっしゅによる独断レビューです。
ビールカテゴリー – Bierstil | ピルスナー |
アルコール度数 – Alkoholgehalt | 4.8% |
麦汁比重 – Stammwürze | 11.6% |
発酵種類 – Gärung | 下面発酵 |
カロリー(100ml) – Brennwert | 175 KJ / 42 Kcal |
原材料 – Zutaten | 水・大麦・ホップ・酵母 |
Warsteiner Pilsenerはピルスナーとしては珍しい、モルトのコクと香ばしさを重視した味わいが特徴のビールです。
アルコール度数は4.8%とピルスナーとして標準的な強さです。
最初口に含んだ時のホップ感はまさにピルスナーというキャラクターで、ホップの爽やかな香りが楽しめます。
しかしその後飲み進めていくにつれて、焙煎されたモルトのような軽やかで香ばしい、深い味わいを楽しむことができます。
まとめ
ピルスナーとしては珍しい、モルトのコクと香ばしさをしっかりと風味に残した贅沢なビール、それがWarsteiner Pilsenerです。
もちろんホップの爽やかな香りはしっかりと味わうことができます。
ですが後半はとても香り高い香ばしさが口いっぱいに広がって鼻に抜けます。
始めはホップの爽やかな香りと苦味がありますが、後半に行くにつれてモルトの優しい味わいと香ばしいコクに味が変化していくところがWarsteiner Pilsenerの特徴です。
ホップの苦味は苦手だけれども、さっぱりとした口当たりとモルトの香ばしい風味と香りを同時に楽しみたいという方のは強くおすすめできるピルスナーです!
日本でも比較的大きなスーパーや輸入食品を扱っているお店などではよく目にするビールですので、見かけた方はぜひ一度お試しください。
ピルスナーなのに香ばしさも同時に楽しめる、そんなWarsteiner Pilsenerの魅力に、惹きつけられること間違いありません!
そんなピルスナーにピッタリのグラスはこちら!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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