ドイツにお住みであればきっとご存知の方も多いはず。
”Bitte ein Bit.”(ビットブルガーをお願いします。)のスローガンで有名なこのビール、ドイツではテレビCM等でもおなじみですよね。
今回はドイツのメジャービールの一つである、Bitburger(ビットブルガー)の紹介&おすすめをしていきます!
Bitburger Pilsnerの紹介
生産地
Bitburger(ビットブルガー)はドイツ西部ラインラントプファルツ州(Rheinland-Pfalz)のビットブルクにある醸造所で造られているビールです。
地名がそのまま名称に使われる例はドイツでは数多くあります。
醸造所の創業は1817年。1883年からピルスナータイプのビールの醸造を始めます。
創業当時は上面発酵のビールを生産していましたが、醸造に欠かせない冷却技術の発達と、そして何より醸造所の近郊に地域で初となる鉄道が敷かれたため、より長距離の輸送にも耐えうる下面発酵のビール生産へと切り替えます。
創業自体は元祖ドイツ産ピルスナーであるRadebergerよりも古いですが、こちらは1872年からピルスナーを造っています。
元祖ドイツ産ピルスナーRadebergerについて詳しくはこちら!
見た目
色は説明するまでもなく、ピルスナー独特な濃い黄金色です。
炭酸は若干強めな印象で、注いだあとにグラスの底から上がってくる細かな気泡がきれいです。
泡についてはラガービールなのでご愛嬌。相変わらず泡はさらさらですぐにいなくなります。笑
せっかくなので元祖ドイツ産ピルスナーのRadebergerと比較してみましょう。
写真の光加減もあるかもしれませんが、Bitburgerのほうが若干色が濃い印象です。
味
栓を開けた時の印象は普通のピルスナーと特に変わらず、ビール独特なホップの香りがふわっと香ります。
飲んでみた第一印象は、ピルスナーにしてはかなりまろやかな印象です。炭酸は多少シュワシュワしているのですが、クセがなく全体的に丸い味わいです。
そしてホップの爽やかな苦味が舌に少しは残りますが、のどごし、キレがあります。
いつまでもホップの”青い”爽やかさが残るのではなく、メリハリがある感じです。
これがドイツ産ピルスナーのキャラクターなのでしょう。ホッピー過ぎにせず、モルト感も活かす。
Bitburgerは偏りのない万人受けするピルスナーだと感じました。
ビールレポート
ビール好きの筆者なっしゅによるBitburger Pilsnerの独断レビューです。
ビールカテゴリー – Bierstil | ピルスナー |
アルコール度数 – Alkoholgehalt | 4.8% |
麦汁比重 – Stammwürze | 11.3% |
発酵種類 – Gärung | 下面発酵 |
カロリー(100ml) – Brennwert | 170 kJ / 40 kcal |
原材料 – Zutaten | 水・大麦・ホップ・酵母 |
アルコール度数は4.8%と標準的な強さです。
ピルスナーなのでホップ由来の爽やかな苦味がそれなりにありますが、後に引くホップの香りはそこまで強くありません。むしろキレがよく、後味はさっぱりとしています。
最初はホップの香り。しかしその香りが長く続くわけではなく、舌に僅かな苦味を残しつつ甘みを少し感じますが、ヘレスなどのような重厚感はなくスッと落ち着く感じです。
これぞドイツ産ピルスナー。実に繊細な味です。
味わって飲むと香りが段々と変化していき面白いです。
まとめ
いかがでしたか?
さすがドイツでもメジャーなビールの一つということもあって、Bitburger(ビットブルガー)は特に変わったクセもなく、万人受けするピルスナーです。
最近は日本へも輸出されているようで、日本のオクトーバーフェストやドイツ関連イベントでもたまに見かけることがあります。
ぜひ日本のビールと飲み比べてみてください。
国産ピルスナーとドイツ産ピルスナーはまたキャラクターが違っていて、新しい発見ができるかも知れません。
Bitburger Pilsnerに合う、私のオススメのグラスはこちら!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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