こんにちは。なっしゅです。
日本でも販売されているため、知っている方も多いこのビール。
今回はドイツNo.1白ビールブランドのErdinger(エルディンガー)が造るデュンケルタイプの白ビール、Erdinger Dunkelを紹介していきます。
Erdinger Dunkelの紹介
生産地
ERDINGERブランドのビール生産はすべてドイツ南部バイエルン州ミュンヘン近郊のErding(エルディング)で行われています。
地理的にはミュンヘンの北東およそ30キロのところに位置しています。
Erdingerについて詳しくはこちら!
Erdinger Dunkelの見た目
Erdinger Dunkelは真っ黒まではいかない、濃い茶色をしています。
ボトルのラベルにあるようなアンバーカラーよりももっと黒に近いブラウンです。
ここまで暗い色だともはや黒ビール(Schwarzbier)のような気もしますが、カテゴリー的には白ビール(Weissbier/Weizen)のデュンケル(Dunkel)です。
Dunkles Weissbier(暗い白ビール)ともいいます。(暗い色なのか白いのかよくわかりません笑)
Erdinger Dunkelの味
グラスに注いるときからは白ビールの特徴である芳醇な甘めの香りに、モルトの香ばしさが加わった香りが広がります。
一口目。濃い色の印象とは裏腹に、白ビール特有の”バナナ感”はオリジナルのErdinger Weißbierより控えめとなっていて、よりすっきりとした口当たりとなっています。
芳醇で重めの甘さというより、すっきりとした甘さの中にローストされたモルトの香ばしさとビター感を味わうことができ、これがいわゆる”チョコレート風味”なのかもしれません。
確かに白ビールのフルーティーな甘さとローストモルトのビター感が合わさるとチョコレートのような風味と言われても間違いではないかもしれません。
中盤からラストにかけてはコク深く香ばしいモルトの香りが鼻腔に抜け、舌の上のその香ばしさ由来の優しいビター感がほんのりとした甘さと相まってふんわりと残りますが、すっきり感も続きます。
そのダークブラウン色から想像できる味よりもはるかにすっきりとした飲み心地で口当たりも優しい、Erdinger Dunkelはそんな特徴をもったビールです。
Erdinger Dunkel ビールレポート
ビール好きの筆者なっしゅによるErdinger Dunkelの独断レビューです。
ビールカテゴリー – Bierstil | 白ビール |
アルコール度数 – Alkoholgehalt | 5.3% |
麦汁比重 – Stammwürze | 12.8% |
発酵種類 – Gärung | 上面発酵 |
カロリー(100ml) – Brennwert | 200 kJ / 48 kcal |
原材料 – Zutaten | 水・小麦・大麦・ホップ・酵母 |
Erdinger Dunkelはその濃い色の印象とは逆に、優しい口当たりとすっきり感が合わさった飲みやすいデュンケルです。
アルコール度数は白ビールなのでピルスナーやヘレスと比較すると若干高い5.3%ですが、オリジナルのErdinger Weißbierとアルコールの強さは変わりません。
ローストモルトの香ばしさとビター感が、白ビールの特徴である芳醇な香りとフルーティーさと相まって絶妙な味わいになっているビールです。
チョコレートのような風味と言われればそんな気もしますが、チョコレートを想像して飲むとビール缶が強く出ると思いますので過度の思い込みはやめましょう。笑
あくまで白ビールの中に”チョコレートに近い”香りが感じられるというレベルです。
Erdinger Dunkelはすっきりめの後味と落ち着いたキャラクターが特徴のデュンケルなので、どうしてもチョコ感がほしい場合はチョコレートと一緒にErdinger Dunkelを合わせるのも悪くないと思います。
まとめ
濃い色のビールはなんとなくアルコールが高かったり、クセがありそうなイメージがありますが、Erdinger Dunkelはスッキリした口当たりでローストされたモルトの香ばしさと白ビール独特の甘い香りが一度に楽しめる飲みやすいビールです。
ホップ感もほとんど無く、ビールの苦味やホップの青々しさが苦手な方には是非おすすめしたいビールでもあります。
深いコクとローストモルトと小麦の優しい甘みを楽しむのであればぜひErdinger Dunkelを試してみてください!
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それではお読みいただきありがとうございました!
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