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ビールの都ミュンヘンの新進気鋭ブランドGiesingerの紹介&おすすめ(ギージンガー)

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Giesinger Kellerbier
なっしゅ
なっしゅ

ミュンヘンのビール紹介に戻ってきた、なっしゅです。

ミュンヘンといえばビール。

ミュンヘンにおけるビールの歴史は長く、創業から数世紀を経ても今なお進化を続けている老舗醸造所が数多くあります。

ミュンヘンビールについて詳しくはこちら

しかし今回は、ビールの都ミュンヘンに最近誕生した、新進気鋭の醸造所、Giesinger(ギージンガー)のKellerbier(ケラービール)を紹介していきます!

Giesinger の紹介

冒頭でも書きましたが、Giesingerはミュンヘンにおける他の老舗醸造所の歴史と比較するとものすごく若いです。

なんと創業は2006年

創業数百年の歴史を誇る醸造所が軒を連ねているミュンヘンではとにかく新しい醸造所、それがGiesingerです。

醸造所はミュンヘン市街地南部に位置するGiesing(ギージング)地区にあります。

ドイツビールでお約束の地名=ビール名です。

ここまで歴史の浅い醸造所だと、クラフトビールの専門店かと思われますが、違います。

歴史ある”混ぜ物なし”のビールを造っています。

”混ぜ物なし”とは、あの有名な”ビール純粋令”(Reinheitsgebot)に則ってビールを生産しているということです。

もちろんGiesingerも様々な種類のビールを生産しています。

その中には”混ぜものあり”のクラフトビールもあります。

トレンドや消費者の志向に合わせたビールを適宜ラインナップに追加していくところが、最近の醸造所らしいところです。

今回はそんな数あるGiesingerブランドのビールで最もよく知られているGiesinger Kellerbier (ケラービール)を紹介していきます!

Kellerbier(ケラービール)とは

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Giesinger Kellerbier

まずはKellerbier(ケラービール)という種類のビールについて少し説明します。

製造方法はヘレス(Helles)やピルスナー(ピルスナー)と同じく下面発酵のラガービールです。

では違いはというと、その見た目ですぐに分かります。

ケラービールは濁っていて、ヘレスやピルスナーは透き通っています。

これが大きな違いです。

ケラービールとは、醸造時の発酵過程後にフィルタリング(濾過)をしないラガービールのタイプで、白ビール(Weißbier/Weizen)のように濁りがあるのが特徴です。

下面発酵のビールはその醸造温度が重要なため、地下(Keller=ケラー)で醸造されることが多く、ケラービールはその製法が名前の由来となっています。

もっともラガービールの”ラガー”も、”Lager”(=貯蔵庫)が由来ですので、なんだか似ていますね。

Kellerbierにはもう一つ同じ意味の名前があります。

発酵完了直後のビールを濾過する前に、醸造家はサンプルをとり品質や味を確かめます。

またこの際”Zwickelhahn”(ツヴィッケルハーン)という注ぎ口からサンプルを取っていました。

この、”Zwickelhahn”からサンプルを取る行為のことを、”zwickeln”といい、これが元となってZwickel、もしくはZwickelbier(ツヴィッケルビア)とも呼ばれます。

そのため、KellerbierとZwickelは同義語です。

もう一度簡単にいうと、ケラービールは”無濾過のラガービール”ということになります。

見た目

前置きが長くなってしまいました。

ということで、Giesinger Kellerbierはその名のごとく、濁っています。

これは酵母が濾過されていないからです。

見た目は白ビールにかなり近いですが、上面発酵の白ビールとは異なり、熟したフルーツのような甘い香りはしません

ここで一度わかりやすいようにGiesinger KellerbierとHofbräuhaus Helles (ホフブロイハウス ヘレス)を比較してみましょう。

すでに明らかですが、左のGiesinger Kellerbierのほうが圧倒的に濃い色合いで、ヘレスの明るさが際立っています。

濁りに関しても先ほど書いたように、ヘレスは濾過されているのでクリアですが、ケラービールは濃く濁っています。

見た目こそ全く異なりますが、どちらもラガービールです。

それでは味を見ていきましょう。

ビール通の方は見た目で想像がつくと思いますが、ヘレスとは違いかなりスパイシーです。

というのも、辛いわけではなくて、酵母特有の刺激的な味が際立ちます。

しかしながらその刺激を和らげるようにモルトの甘味が感じられ、さらにはピルスナーのようなホップの爽やかな香りが鼻に抜けます。

酵母のおかげで濁っているので見た目は白ビールのようですが、味は全く異なります

白ビールは上面発酵で使われている酵母の種類も全く異なるからです。

ラガービールに使われている酵母のほうが、エールや白ビールに使われる上面発酵の酵母に比べてスパイシーな味わいとなります。

Giesinger Kellerbier ビールレポート

なっしゅ
なっしゅ

ビール好きなっしゅによるGiesinger Kellerbierの独断レビューです。

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Giesinger Kellerbier ビールレポート
ビールチャート - Giesinger Kellerbier
ビールカテゴリー – Bierstilケラービール
アルコール度数 – Alkoholgehalt5.3%
麦汁比重 – Stammwürze12.5%
発酵種類 – Gärung下面発酵
カロリー(100ml) – Brennwert201 kJ / 48 kcal
原材料 – Zutaten水・大麦・ホップ・酵母

無濾過のラガービールであるKellerbier(ケラービール)特有の酵母によるスパイシーさとコクの深さが印象的なGiesinger Kellerbier。

アルコール度数は5.3%ときもち高め。(無濾過なので仕方ない。)

モルトのコクが強めだけれど、その中にホップの爽やかな苦味を感じることができます。

無濾過ということもあって酵母本来の栄養素もビールに含まれているため、栄養価は通常のラガービールより高いと言われています。

まとめ

無濾過タイプのラガー、Giesinger Kellerbierは2006年創業、新進気鋭の醸造所であるGiesinger Bräuで醸造されています。

新興メーカーのためミュンヘンとその周辺地域でしか見かけることはありませんが、味の評判は高くここ最近急速に人気を得ているビールの一つです。

学生時代に大学でイベントがあったときも、ビール好きメンバーがGiesingerを選んでくるほどミュンヘンっ子に人気のビールとなっています。

若干値段が他のビールに比べて高いところがネックですが(とはいっても+10セント程度)、それは新興メーカーで生産量が少ないからだと思います。

たくさん飲んで応援していきたいメーカーでもあります。

ミュンヘンに訪れる機会があれば是非飲んでいただきたいビールです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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